学習指導案事件
僕は教職課程を履修している。
僕は大学で中学校、高校の理科教員免許を取得しようとしている。
教育大学ではないため教職課程の授業は一限や五限に履修しなくてはならないことが多い。
バイトもしなくては行けない僕にとってはとても体に負担がかかる生活でした笑笑
三年生になり本格的に教育実習のことや介護等体験についての授業が始まり、まずは学習指導案の書き方や授業の展開について学ぶのです、、、
学習指導案とは授業をどう展開していくかを先生が考えた説明書みたいな物で、本物の教師となるには書けて当たり前です。
先生方は毎授業一つ一つ必ず学習指導案を書いてどうやって授業を進めていくか考え抜いているのです。
僕たちが小学生、中学生、高校生だった頃に居眠りしていたり、ボーッとしていたり、友達とお喋りしていて全く授業を聞いていなかったりした授業も一つ一つ考え抜かれているのです、、、
僕はめっちゃくちゃたくさん授業を聞いてなかったことがあります。
大学で勉強してはじめて今までの先生方に感謝したのと同時に罪悪感が出てきました。
そう思った時に今度は僕が学習指導案を考え授業の展開を作っていく時がきました。
僕の履修した授業では学習指導案を考えその学習指導案を教職課程を履修している人達の前で発表するという授業があります!!
模擬授業などもあるのですがまず授業の展開からやるのです。
教職課程を履修している人たちそれぞれに大学の先生から中学理科の教科書○p〜○pまでの学習指導案を書いて発表しなさいという課題が出されます。
それからは毎週のようにその課題をやってきた人たちが順番に発表していくのです。
僕はわりと後の方に発表だったので準備期間が長くわりと本気で課題をすることができました!!
そしてついに、僕の学習指導案発表の日がやってきます、、、
僕は準備万端で気合を入れ、授業に向かい先生が印刷した僕の学習指導案と指定されている教科書◯p〜○pのコピーを僕は誰よりも早く取りに行きました。
ここでとてつもないミスをしていたことに僕は気がつきます、、、
先生が指定していた教科者のコピーと僕が用意した教科書のコピーが間違っていたのです!!!!
正確にはページはあっていましたが教科者自体が間違っていたのです(´・_・`)
終わったと思ったのと同時に僕は正しい教科書のコピーすらできないのかと失望してしまいました。
ですがどうにかするしかありません笑笑
その日の発表は五人で僕は三番目の発表です笑笑
バカ大学生である僕の脳をフル回転させ僕は一番目の発表をしている時にまず正しい教科者を大急ぎで読み、二番目の発表をしている時、正しい教科書のコピーと僕が間違えた教科書のコピーを関連付け、どうにかして僕の学習指導案の説明をする作戦を考え抜いたのです笑笑
数週間前から準備して、どう発表するかも考えていた内容をリセットし、ついに三番目の僕の順番が回ってきました、、、
みんなが念入りに計画して発表したのを僕はアドリブで発表するのです笑笑
心臓が破裂するかと思いましたが深呼吸をしてなんとか冷静を取り繕いました!!
僕の間違えてコピーした教科書には混合物を加熱すると温度がゆるやかになる時がありその時には何が起きているのかを学ぶという範囲で、蒸留や石油の分留などについて学びます。
↑この範囲を僕は料理のフランベを実験として見立てて授業を展開していく学習指導案を作っていました!!!
一方正しいコピーされた教科書には化学変化と熱という範囲で化学反応から熱が出るのを利用して日常では燃料、石油などについて学ぶという内容でした。
ん、、、、、?
一人目の人が発表している内容を全く聞かずに自分の教科書を読みここで僕は何かに気がつきます。
燃料?????
石油?????
そうなんです!!
なんとどちらの教科書のコピーにも燃料や石油についての内容が書いていたのです笑笑僕は奇跡かと思いました笑笑
これはチャンス!!!!!
僕はまず正しい教科書のコピーをあえて使って燃料の部分を読ませました。
そこから教科書を間違えてコピーしたことを正直に話し、僕の考えて来た授業の発表につなげることができたのです!!!
頭が真っ白になったら緊張したりしましたが時間配分も短すぎず長すぎず、まあまあできたので無事に終わりました笑笑